私は決意しました。

2016/5/27、私は決意しました。せっかくなので太田母斑治療のことや思ったことなどを書いていきます。

私が太田母斑をそれほど深刻に悩まなかった理由。

前回の記事から数日が経ちましたが、読んでくださった皆様ありがとうございます。

読んでいない方はこちらからぜひ。

kars1026.hatenablog.com

 

これからは太田母斑について、治療の経過についてなどを書いていきたいと思います。

 

が。

 

 今週の土曜(2016/06/06)に病院に相談に行こうと考えているので現状特に書くことがありません。

太田母斑とはなんぞや、について書いていこうかとも思ったのですが、出典が微妙な曖昧なことを書くわけにもいかんよなあと思い、やめました。

 

しかしいつまでもブログを持て余しておくのも三日坊主に拍車がかかるよなあと思うので、とりあえず「わたしと太田母斑について」を書こうかと思います。

今回はタイトルの通り、なぜ太田母斑に悩んでいなかったのか、を考察します。

 

悩んでいなかった2つの理由

 

前回の記事で書いた通り、私は太田母斑についてそれほど深刻には悩んでいませんでした。

なんでかな~?と考えてみると大きく分けて2つの理由が思い浮かんだので、書いていこうと思います。

 

1.おでこだけの発症であり、見た目に頓着していなかった

私の太田母斑は現在おでこの右半分~右目の下あたりまでに現れています。

小さい頃はおでこの右半分~眉上のみの発症でした。

前髪ぱっつんにしておけば問題なく隠せたので、修学旅行でお風呂に入ったりする機会があればつっこまれるくらいで、3年間気づかず卒業してから指摘してくる友人も多かったです。

特に気にしていなかったので小学生の頃は平気でヘアバンドでおでこ全開にしていましたが、中学生くらいになると、「どうしたの?」と聞かれることが多くなり面倒だったので前髪で隠すようにしていました。

簡単に隠せたので楽は楽でした。

 

太田母斑の多くは目~頬にかけて発症するようなので、もし前髪で隠せない場所だったら「どうしたの?」と聞かれるストレスでもっと気にしていたかもしれません。

 

また、思春期にかけてもファッションその他容姿に関わることのほとんどに頓着をしていなかったことも大きかったのではと思います。

最近流行りのポンパドールに憧れがあったことくらいで、できなくても別にどうでもよいことでした。

 

2.もっと重大な疾患があった

太田母斑の発症は大きく分けて2つあります。

ひとつは生まれつき~生後1年以内に現れるもの、もうひとつは思春期に現れるものだそうです。

私の場合は生まれつきのものでした。

生まれたときからそこにあるものを受け入れるのは、あとから発生したものを受け入れるよりも容易いことです。

 

生まれつきのおでこのあざに対して

「どうして私のおでこはみんなと違って青いの?」

と疑問を抱くのではなく、

「私のおでこは青いんだ」

とすんなり納得できたのは、それを超える重大な疾患があったからでした。

それは「先天性エプスタイン病」という心疾患です。

これを説明するとまた長くなるのでざっくり説明すると、「右心房と右心室(静脈~肺の通り道)の仕切りの弁が未発達で血が逆流しちゃう」という心臓の病気です。

ちなみに医者先生からは「16まで生きられるかわからない」とか言われてましたから、人生儲けモンですね。親に感謝。

 

この心臓病のおかげで、小さな頃から動悸息切れとはお友達でした。

しかし活発なこどもだったため、やたら体を動かしては疲れてハアハア息を切らしていたのです。

みんなが軽々とやってのけるかけっこやおいかけっこはどんなにがんばってもできないものなんだと納得するほかありませんでした。

できないものはできない。

 

周りの人も「心臓病の子」「体が弱い子」という認識が強く、私に対してそれをすっとばしておでこのあざについて敢えて触れてくる人は全くと言っていいほどいませんでした。

触れてこられたとしても、おでこのあざという目に見える症状を説明することは、目に見えない内部疾患を説明し、受け入れてもらうことよりも遥かに容易いことでしたから問題ありませんでした。

 

心臓病をかかえて生まれ、「他人にできて自分にできないことがある」「他人と自分は違う」と常に明確に提示されていたことは、太田母斑をアイデンティティとして受け入れる大きな要因であったと思います。

 

 

 

 

 

私が太田母斑をさほど重く捉えず、受け入れていたのはだいたいにおいて上記の2つが理由です。

 

しかし、声を大にして言いたいのは、太田母斑について深刻に悩んでいる方は多い、という事実についてです。

私もそれほど悩んでいないとはいえ、遊園地のジェットコースターの記念撮影は苦手です。問答無用でオールバックにさせられ、フラッシュをたかれて青々としたおでこが 記念 に残ってしまうからです。

顔という容姿に大いに関係する部分に、あざがあるというのは他人の目を嫌でもひきつけてしまうものです。しかもマイナスの意味で。

「気にしてないよ」と言われても「本当は気にしているのでは?」と気に病んでしまうのが人のサガ。

今回の記事はあくまでも私個人の主観によるものなので、ご理解いただければと思います。

 

 

ではまた。